2010年1月14日木曜日

ヒューマンアイ?

フィッシュアイ、バードアイ、ドッグアイ等カメラのレンズ特性や構図のとり方に生き物の名前を付けて呼ぶ事があるけど、今日はヒューマンアイというのを紹介する。

ヒューマンアイってそのまんまじゃーん!!というツッコミをもらいそうだけど、自分が勝手にそう呼んだだけでこの手法自体はHDR(ハイダイナミックレンジ)という名前で呼ばれているらしい。
人間の目はどんなカメラのレンズよりも優れていて判別できる諧調は実に幅広い。
カメラでせいぜい一枚の写真で表現出来るダイナミックレンジの限界がプラスマイナス4EV補正値くらいであろうか。しかし人間の目はその倍は判別出来るのではないだろうか。これは目の力だけでなく脳の認知能力が素晴らしいといったほうが良いかもしれない。
そもそもダイナミックレンジだけの比較になれば最近のデジカメは人間の目を遥かに超える諧調を記録出来る。
しかし一枚の画像にそれを表現するのは普通に撮影したのでは難しい。
そこでこのHDR(ハイダイナミックレンジ)という手法が使われるのだ。

と、偉そうに書いては見たものの自分は今日初めてこの言葉を知った;;
実は今日お昼頃に友人のカメラマンからフォトショップの使い方の質問があり、その友人の半分以下のデジタル知識しかない私が答えられる筈もなくそのまま電話を切ったのだが、その話の中で出て来たのがこのHDRだったのだ。

と簡単に説明してみたものの、そのやり方まで説明する技術はまだ自分にはないため、今日近所で簡単に撮ったスナップにそれらしくHDR効果を施した写真と並べ比較してみる。


これがオリジナルデータの画像。ホントつまらない写真ですが、、


HDRの写真。わかりやすくかなりきつめに効果をかけてみた。
SIGMA Photo pro で現像しさらにSILKYPIXでちょめちょめし、最終的にPhotoShopCS3にて微調整。所要時間7〜8分といったところだろうか。

人間の目で見た印象を写真で表現したいという私の永遠のテーマが一歩現実的になった気がする。カメラのレンズが何故正しい。何故偉い何故オリジナルだと言える。オリジナルは肉眼じゃーい!と常々思っている。まあ上の画像は明らかにやり過ぎですが、今後HDR手法は海の中の厳しい条件で役立つに違いない。

実は友人のカメラマンが言っていたやり方とはかなり異なる段取りを踏んだが、今後もっと簡単に出来る様に練習します。(Photoshopだけでやる手法も試したけどうまくいかなかった;)

しかし最近のRAWデータって凄いな。
こんなびっしり一枚の写真に情報閉じ込めているんだもんね〜^^

2 件のコメント:

  1. HDR、ちょっと前に流行りましたね。
    HDRを簡単に作れるソフトなんかもありますよ。

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  2. えいすけさん

    流石詳しいですね〜!情報有り難うございます。
    自分は木村伊兵衛写真賞を受賞された本城直季氏のミニチュアの用に街中をバードアイで撮った写真が気になっていて、HDR風な写真は気になっていました。色々ソフトも出ているみたいですね。
    PhoshopCS3でも「HDRに統合」というものがあるので色々試してみたのですが、基本RAW現像の段階で諧調はおこさないとノイズの発生等が気になってしまい大伸ばしに耐えられなくなるので、試行錯誤しています。
    それが絵画風の描写として許せる範囲とするか、リアリティーを追求する手段として細部の描写まで気にするのかによって方法も変わりますね。
    HDR風ではなく必要な部分を必要なだけ起こしてあげるRAW現像を突きつめていきますよ〜。

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