根府川のカジメに翻弄

今日は東伊豆の根府川へ潜りに行ってきました。

根府川といえば関東大震災の際に山崩れで海に沈んだ駅舎で有名な場所です。

震災の悲惨な爪痕が未だに海に残されています。

海に沈むプラットホームに砂に突き刺さったレール。

その歴史の残骸を切り取るには相当の心の準備が必要な場所です。

詳しくは近々週間実話の原稿に載せようと思っております。

しかし根府川の海は海藻が多く大きなサザエがゴロゴロと沢山転がっておりました。

潜る前にショップのスタッフさんに聞いたベニカエルアンコウを必死に探したのですが、壮大なカジメ林をかき分けてお目当ての生物を探すのはとても大変で。。

最終的には挫折してしまいました＞＜

でも根府川は自分にとってワイドで見る（感じる）海です。

海に沈んだ悲惨な過去の遺物は一部当時のまま時間が止まったかのように、その場に横たわっています。

その残された真実を撮らえる事も写真の強さになるのです。

ダイビングの後は現在の根府川駅へ向かい、駅員さんの許可を頂きホームを撮影させて頂きました。

最後に震災の被害者を弔う碑に手を合わせ、ご冥福をお祈りました。

今週末から急遽テレビ番組の取材等の為那覇に滞在します。
その前にやらねばならない事が少したまっておりますので今日の飲みは我慢我慢でーす。

衛星画像を見る限り次の台風はまだ大丈夫かな。
頼むから沖縄は晴れてくださいな〜。