2009年10月24日土曜日

マイ ホームグランド

4年間の沖縄生活時代、生活は苦しくも毎日撮影出来る喜びに満ちあふれていた。
毎日のようにバスで海へ通った。
バス停からの数キロの直線の道を、ダイビング機材とカメラ機材を引きずりながら歩くと波の音が徐々に聞こえてくる。突き当たりまで行くとダイバー達でごった返す砂辺のエントリーポイントがある。
砂辺海岸はカメラマンとしての自分のスタート地点だ。

東京へ拠点を戻してからは砂辺の海へ潜る機会は減った。
今回久しぶりに原点の海へ潜ったのだがやっぱり砂辺は最高だった。

そんな私の故郷の海へ潜って出会った生き物達をちょっぴりご紹介しまーす。



エントリーして直ぐに出会ったモンツキカエルウオ。
台風の影響でうねりが入る中、足の付くような場所にいる彼らの撮影はちょっと辛い。
あまり粘れなかったので普通の正面顔しか撮れなかったけど、でも可愛いからいいかな^^



水深18メートル近くにある小さなミドリイシ(サンゴ)を住処にしていたアカメハゼ。
大きさは1センチ位の可愛らしいお魚です。
チャームポイントは真っ赤なお目目です〜。




今回の出会いでちょっと印象が強いのがこのニシキカワハギ。
普通に沢山泳いでいるけどこの子は臆病なのか2秒に一回くらい尾ひれを広げて泳いでいた。そんな奇麗な尾ひれで威嚇するなんて、逆に目立って撮影してと言われているようで。
ごめんね〜、ほうっておけなかったよ 。怖がらせちゃったかな^^;




このハナキンチャクフグは岩を背にずっと左側の顔を隠しながら泳いでいた。
なんか不自然だなあと思いよく見てみると顎のあたりにちょび髭のようなものが付いている。
 

そーっと左側の顔を覗き込んでみると、ウミシダの切れ端が口元に付いていた。
可哀想な事に左目が白くなってもう見えていないのだろう。
どんな修羅場をくぐり抜けてきたのだろう、目の周りも刷れた後が沢山付いている。
厳しい海の中の世界では弱った生き物は淘汰される運命にある。
頑張って生のびるんだぞ〜!!



ムチカラマツにちょこんと乗っかったガラスハゼとムチカラマツエビ。
よくよく見るとガラスハゼの尾ひれをムチカラマツエビがハサミで掴んでいた。
いてててて〜〜!ちょっとなにすんのさ〜〜!
砂辺の海で出会った生き物達のドラマの紹介でした〜。




2 件のコメント:

  1. 砂辺の素敵な景色がよ~く感じられますね。
    やっぱり自分のスタート地点に潜ると
    また新鮮な気持ちになりますよね☆

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  2. ひでよしさん

    有り難うございます〜。
    やっぱり好きだなあ沖縄の海は。
    新しい場所も懐かしい場所もどちらも最高ですね〜!

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